第5回 秘書 #とは

みなさんお久しぶり。Znです。

 

今日はLINEの高校同期グルで共有された、秘書検定の問題について考えていました。

 

あなたなら上司から「もっと自分に合わせた仕事をしてもらいたい」と言われたらどうしますか?

おそらく合理的かつ効率的なのは、上司に具体的にどうすべきか聞くことです。そんなん本人以外わかりようがないんだから、自分に合わせたとか抽象的な表現ではなくもっと詳細に説明してもらうべきでしょう。

 

ところがどっこい、正答は前任の秘書にアドバイスをもらうべきだというもの。

なぜこんな回りくどい方法を?

答えありきの推測ですが、当該上司が「うまく歩調が合っていない」と感じているがそれを具体的なレベルに落とし込めていない場合に、下手に質問して恥をかかせないようにするべきであること。

また忖度を重視するお国柄、あまり本人の意向や意図を尋ねるのは好ましくないというのもあるのではないでしょうか。秘書は黒子に徹するべきであって上司の考えを察せとかいうあれです。

 

めんどくせ~と思った人いそうですね。自分もめんどくせーと思う。

ベンチャー企業ならこのような風習は弱そうですが、多くの企業は多かれ少なかれまだ残存しているのではないでしょうか。

 

制度というものは厄介なもので、一度成立するとそれ自体が目的となるきらいがあります。自己目的化です。特に官僚機構(行政だけでなく民間も含む)では顕著ですね。

若いころに改革しようとしても力不足で不可能だし、では力をつけてからは…というとその頃には組織に染まってしまってやはりうまくいきません。

 

日本の行政改革も同様でした。現状の構造から既得権益を得ている官界・政界・業界からの反発に対抗するためには、国民からの強い支持を味方につけなければなりません。

年金改革・郵政民営化特殊法人改革等を推進した小泉純一郎内閣はその典型例であったと言えるでしょう。

行政側も改革には着手しており、情報公開制度やパブリックコメントなど民間から統制する制度も拡充しています。(ただし十分に利用されているとはいいがたい)

 

最近は政治が目まぐるしく変動していますが、日本はどの方向に進んでいくのでしょうか。楽しみですね。